純粋系ダイエット女子との出会い(その六)
大雨の中、帰路につく。
このお城、山の上にあるにも関わらず、手すりなどの設置の配慮がない笑
俺は早く室内に戻りたかったため、蹴鞠ちゃんのことを考えずにさっさと降りていくのであった。
すると刹那!なんと俺は大転倒してしまう笑
思い切り肘を打った俺は、思わずうなだれてしまった笑
途中の売店で休憩することとなり、蹴鞠ちゃんがハンカチを手渡してくれたのだが、なんだか恥ずかしかった俺は断ってしまう。(女子の好意は受け入れたほうがいいぞ!)
なんとなく気まずい雰囲気の中、ロープウェイで下山し、車で集合場所へと戻っていくのであった。
帰り道、蹴鞠ちゃんがあそこのお店いいよ!と話を持ちかけてくるのだが、もういろんな意味で早く帰りたかった俺はスルーしてしまう。
もうこのあたりでたぶん蹴鞠ちゃんは怒っていたと思う!俺はもう何も考えられないような状態で、本日何度目かの肘が痛いという話をした時点で、
そっか…今日転んだんだったね怒
大変だったね怒
みたいなちょっと怒りの返答が返ってくるようになっていた。
駅まで送り届け、別れ際に、今日はありがとう!と言うと、なんと蹴鞠ちゃんは無視してそそくさと立ち去ってしまいましたとさ。
その後、しばらくラインを続けたが、もちろん蹴鞠ちゃんの態度はそっけなく、再度食事に誘ってもスルーであったため、いたたまれなくなった俺は自然と離れ、連絡が途切れたまま今に至ります…。
蹴鞠ちゃんは優しくて本当にいい子だったと思いました、期待を完全に裏切った形になり、今でも後悔しています。
純粋系ダイエット女子編 〜終〜